2012年12月03日

復職のときのこころがまえ

オフィス

 うつがよくなって、復職をする際、それぞれご自分なりに、復職してからのイメージや、見通しなどを上司とともにたてたり、ご自分なりのヴィジョンを持たれることと思います。
 そして復職をして、ならし出勤などをしながら、少しずつ仕事に慣れていく方もいれば、会社の規定によっては、いきなり本出勤をされる方など様々です。復職されても病院やカウンセリングは定期的に継続されている方がほとんどです。むしろ、カウンセリングなどは、復職されてからは、実体験に基づいた題材で話を深めることができるのでより一層大切ともいえます。
 
 最近、復職についてよく感じることがあります。それは、復職後の「新しい自分」と、「病気で倒れる前の自分」とのギャップに、ご本人が苦しまれることが多いことです。これは、再発するか否かのターニングポイントのように思います。

 休職している間、病気になってしまった経緯を振り返ったり、考え方の見直しをしたり、再び倒れないように、それこそ人生観が変わるような大きな体験をしている方もいらっしゃるかと思います。しかし、職場のまわりの人は、「病気で倒れる前の自分」の記憶しかありません。ですから、現場に戻ると知らず知らずに以前の自分のあり方に戻ってしまったり、新しい自分でいようと思いながらも、周囲の人に合わせてもとの役割を演じてしまったり……となかなか「新しい自分」を職場の人たちに理解してもらうことに苦労があるようです。

 一方で再発せず、自分らしく仕事ができている人のやり方を見ていると、上司に「新しい自分」(残業はできないこと、負担がかかったなと思ったら、上司に相談することなど)を伝えていき、周囲にもことあるごとに伝えていくと自然と新しい自分を周囲も認識してくれるようになっているようです。

 以上のことは、当たり前のようなことでありつつも、実際行ってみると、なかなか大変なところがあるようです。なので「復職される際に、自分は、今新しい自分でいられているかな」「自分を見失っていないかな」などいつも自分自身に問いかけて修正していくこと、そしてまわりの人に助けを求める気持ちを忘れないでいることが再発防止につながるのではないかと思います。
posted by MSCOスタッフ at 23:20| セルフメンタルケアのコツ