2010年10月11日

ストレスコーピング(Stress coping)  vol.1

ストレスコーピング

 カウンセリングで使われる考え方の中から、日頃のメンタルヘルスやストレス対策にも活用できるようなキーワードを紹介します。コーナー1回目は“ストレスコーピング”です。

 ストレスコーピングとは、ストレス対処法のことです。
「ストレスがたまっているな」と感じると、誰でもそれを軽くしようと運動をしてみたり旅行に出かけたりなど、あれこれ工夫をしてみるもの。つまり、ストレスコーピングとは誰もが日常的に行っていることです。
 でも、いつも同じやり方が効果的であるとは限りません。ここでは、コーピングの方法をいくつかご紹介してみたいと思います。

ストレスコーピングの方法

1.まずはストレスを自覚することから
 ストレスがたまっているのに、それに気づかない方が時々います。ストレスが高まると肩が凝る、下痢をする、苛々しやすい、集中力が低下する、など心身に様々なサインが現れます。
 自分の状態をいつもモニタリングしていると、ストレスを感じやすいパターンやストレスが高まったときの心とからだの変化に気づくようになります。

2.問題焦点型のコーピング(問題中心型のコーピング)
 ストレスの原因そのものに対して問題解決的に取り組むやり方です。
 たとえば「自分のおかれた立場を理解してもらうよう周囲にはたらきかける」「自分ひとりで仕事を抱えず他の人にまかせる」「自分の考え方やり方が適切かどうか人から意見をもらう」「自分の過去のパターンを振り返って検証する」など。ストレスに対する「向き合い型」のコーピング法といえます。

3.情動焦点型のコーピング(情動中心型のコーピング)
 ストレスの原因ではなく結果に対処するやり方です。
 たとえば、「別のことをして気を紛らす」「同僚と愚痴を言い合う」など。ストレスに対する「発散型」のコーピング法といえます。

4.効果的なストレスコーピング法とは
 問題中心型のコーピングがうまくいくためには、情動中心型のコーピングが行われることによって感情がうまく調節されている必要があります。また、情動中心のコーピングだけでは状況の変化、自分自身の変化は得られず、次第に無気力になってしまうでしょう。
 効果的なストレスコーピングとは、自分自身の感情を調節しながら、ストレス因にきちんと向き合うことです。
posted by MSCOスタッフ at 20:36| カウンセリング・キーワード