2009年02月04日

『個人神話』を読むということ

個人神話

 ひとりひとり顔かたちが異なるように、心も悩み事もメンタルな症状も、個性的なものです。だから、カウンセリングはオーダーメイドなんです。
 例えば服のオーダーメイドなら、採寸するのは肩幅やら腕の長さ、ウエストなどなど。作り手は着心地や機能のニーズを把握し、職人の技術とプロの感性で具体化していく、といった感じでしょうか?
 カウンセリングが“採寸”するのは、心の機能はうまく動いているか、感じ方や考え方、感受性、人間関係は本来の個性とかみあっているのか、などなど… 今の自分でいることの居心地はどんな風か、といったことも大切です。

 さらに、私たちは誰もが、『個人神話』とも呼ばれている無意識のパターンを使って生きています。私たちが日ごろ自然にしている感じ方・考え方の傾向、感受性・人間関係でとりがちなキャラクターなどは、心の中に気付く前からある無意識のパターンを下地にして、それを自分流にアレンジして形作っていくようなのです。そういった意味で『神話』という言い方をするのです。

 というわけで、カウンセリングをより適切なオーダーメイドにするために、クライアント(カウンセリングを受ける方)の『個人神話』を抽出していくことは、カウンセラーの大切な取り組みと言えます。
 そして、カウンセリングとは、この『個人神話』が持っているさまざまな意味を、カウンセラーとクライアントの共同作業で深く読み説いて行くこと、とも言えるのです。
タグ:個人神話
posted by MSCOスタッフ at 15:57| カウンセリングとは