2008年12月20日

自分を活かすパーソナリティ分析 その2

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前回、パーソナリティの全体像についてふれました。今回は、私たちのパーソナリティが持っている個性はどんなものなのか、精神科医で分析心理学者のユングが提唱したパーソナリティ理論・タイプ論から見てみたいと思います。

 まずは、簡単な心理テストです。以下に設問が40個あります。「はい」「どちらともいえない」「いいえ」で答えてみてください。
 「はい」の数がもっとも多いのはどのグループでしたか? 「いいえ」の数が多かったのは?
Aグループ
1.人から「理屈っぽい」と言われることがある。
2.おしゃべりや無駄話はくだらないと思う。
3.物事を論理立てて説明するのが得意だ。
4.ドラマよりドキュメンタリーのほうが好き。
5.仕事や勉強を能率よくこなすほうだ。

Bグループ
1.物事を深く考えていることが多い。
2.気難しいところがあると思う。
3.一度決めるとゆずらない方だ。
4.物事の本質やあるべき姿を考える。
5.芸術や文学が好きだ。

Cグループ
1.よく「面倒見がいい」と言われる。
2.人の気持ちを気遣うのがうまいほうだ。
3.友達の会話は、何を話すのかよりおしゃべりそのものを楽しむ。
4.誰とでも気軽くおしゃべりできるほうだ。
5.パーティや飲み会に行くのが好き。

Dグループ
1.友達は、広く浅くよりも、数少ない人と深くつきあいたい。
2.ワイワイさわぐよりも静かに過ごすほうが自分にはあっている。
3.喜怒哀楽は、あまり人に伝えない方。
4.自分のことよりも周囲の人の役に立ちたいと感じることがある。
5.時おり、強い感情を出して驚かれることがある。

Eグループ
1. 細かいことによく気がつく。
2.センスには自信がある。
3.人が忘れているようなことをよく覚えているほうだ。
4.オシャレなお店をいくつか知っている。
5.グルメな方だと思う。

Fグループ
1.自分だけのこだわりがあったりする。
2.好みが合う人が意外と少ない。
3.熱中するとつきつめる方だ。
4.イメージが豊かだ。
5.自分のペースを乱されなければ、わりと満足していられる。

Gグループ
1.見通しや予測が的中することが多いと思う。
2.いろいろなアイデアが自然に沸いてくる。
3.物事の細かいところまで気を配ることが不得意。
4.「カリスマ的」「リーダー向き」といわれたことがある。
5.カンがするどい。

Hグループ
1.実社会では評価されないことでも、価値があると信じていることがある。
2.「天才肌」と人にいわれる。
3.宗教や哲学に興味がある。
4.人付き合いが苦手な方。
5.自分は変わっていると思うが、あまり気にしていない。

「はい」が最も多かった設問グループは、あなたの心の中で活発に働いている“心の機能”を表しています。それぞれのグループが表している“心の機能”は以下です。あなたが得意な“心の機能”はなんでしたか?また、「いいえ」の数が多かったグループは、不得意な心の機能を見つけるヒントになるかもしれません
 注意していただきたいのは、ここでの“心の機能”は「自分は〜のタイプ」というような、性格をグループ分けして当てはめる考え方とはちょっと違います。どの“心の機能”が活発に働いていて、どの機能が未開発か、という捕らえ方です。

それでは、それぞれの「心の機能」についてご説明します。

Aグループ・・・『外向的思考』
『思考機能』は、物事を筋道立てて考える能力。この能力がAグループの『外向的』では、客観的事実に基づいて、理路整然と考えていくことで発揮される。事実の即して考えることが得意なので、情報をフルいかしてビジネスや生活に取り入れていく。
Bグループ・・・『内向的思考』
Aグループと同様の思考機能が、考える対象を自分自身に向け、自分の考えを筋道立て、理想や発想を追求するので、現実よりも自分の内面を深く探求する。
Cグループ・・・『外向的感情の機能』
『感情機能』は、物事に自分なりの価値を感じる機能で、好き・嫌い、快・不快といった判断がされることになる。自分の感情をコントロールしてうまく相手とあわせることや、自分の感情に忠実に世の中を眺めることが得意となる。
Dグループ・・・『内向的感情の機能』
Cグループと同様の感情機能が、自分の中にある基準で動く。そのため、周囲の出来事や相手に左右されることも少ない。物静かで落ち着いた印象をかもし出す。
Eグループ・・・『外向的感覚の機能』
『感覚機能』は、外界からの刺激を価値判断を加えずに視角聴覚味覚などから把握する機能。外界の事実を身体的な感覚を通して敏感に感じとることが得意となる。
Fグループ・・・『内向的感覚の機能』
Eグループと同様の敏感な感覚が、内面にむく。内面にあるイメージに沿って外界をとらえるため、淡々とした現実にも自分なりの印象を豊かに感じることになる。
Gグループ・・・『外向的直観の機能』
『直感機能』は、日常私たちが第六感と呼ぶものでもある。外向的に向く場合、物事の本質や可能性を見通す力として発揮され、未来へのアイデアを生み出す。
Hグループ・・・『内向的直観の機能』
Gグループと同様の直感機能が内面に向くので、無意識の世界や神秘的な事柄に可能性を見出し、第三者にはわからない世界を豊かに感じることとなる。


あなたの「心の機能」はどんな風に発揮されていましたか?
自分の個性を引き出して、生かしていくことのヒントにしていただければ、と思います。

参考文献:大住誠著『フォー・ビギナーズ・シリーズ 65 ユング(日本オリジナル版)』現代書館 1993年
初出:株式会社ピースマインド カウンセラーコラム

posted by MSCOスタッフ at 00:00| パーソナリティ分析