2008年11月24日

自分を活かすパーソナリティ分析 その1

運転

 突然ですが、カウンセリングをする時、カウンセラーは何を考えているでしょうか?もちろん、クライアント(カウンセリングを受ける方)の悩みやストレスを解決していくことなのですが、やみくもに解決策を思案しているわけではありません。

 まず、カウンセラーはクライアントのパーソナリティを理解しようとします。自分のパーソナリティというのは、誰もがわかっているようで実はわかっていないところが多いものです。自分のパーソナリティを理解することは、自由に活用することができるけれどまだわからない素材や資源を知ること、ともいえます。
 人が抱える悩みやストレスというのは、どこか共通点や似たところがありながら、個々に異なります。それは環境の違いだけでなく、そのクライアントのパーソナリティにかかわってきます。カウンセラーはクライアント独自のパーソナリティをふまえて“オーダーメイド”のカウンセリングを作っていくことで初めて、カウンセリングとして成り立ちます。

では、パーソナリティとはなんでしょうか?
 一般に“性格”と言われるものですが、たとえば、考え方のパターンや感受性は?どんな立ち位置で人間関係を作るのか?どんな人に親しみを感じるのか?自分の価値をどんな風に感じているか?などなど、さまざまな心の働きが含まれて、その人のパーソナリティは成り立っています。

 パーソナリティを理解するために、「目的地に向かって車を運転していく」ことに置き換えて考えてみましょう。
 走っている車が自分の“パーソナリティ”で、ドライバーは“現在の意識”です。ガソリンになるのが“心身の健康”“モチベーション”ですし、目的地は“幸福な生活”“なりたい自分”でしょうか。まわりには“社会の常識”“役割”“責任”という交通ルールがありますし、“人間関係”という他の車との関わりもあります。

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 自分のパーソナリティを理解するために、まずは点検作業からはじめてみませんか?“車”“機能や特性”はどうでしょうか。“乗り心地”はどうですか。“ドライバー”“走行”はスムーズに連動していますか?“道路状況”“周囲の車”の流れに無理なくのりつつ、でも自分が目指す目的地に向かって迷ったりせずに走行しているでしょうか?ほどよい休息やリフレッシュはとれていますか?

 このような“例え”を活用してイメージで考えていく“メタファー(隠喩)”は、意外と役に立ちます。“メタファー”を使って考えることで、突き放した冷たい客観視にかたよらず、かといって視野がせまくなりかねない主観オンリーでもなく、余裕をもった視野で近づいたり離れたり、自由に考えをめぐらせることができます。そういう考え方をしていると、自然と新しい視点や発想が生まれたりします。

初出:株式会社ピースマインド カウンセラーコラム

posted by MSCOスタッフ at 23:33| パーソナリティ分析