2018年03月07日

カウンセリングを受けるかどうか迷う時に

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 私はある自治体で、回数に限定はあるものの住民の方が無料で受けられるカウンセリングに携わっています。地域で関わっている施設や機関から紹介されてきたという場合もありますし、カウンセリングがどういうものか試してみたいと思ってきたという方もいらっしゃいます。ご相談の内容にもよりますが、数回で解決の方向性を共有できるときもあれば、引き続き支援が必要と思われる方には、医療や相談機関につなげていくこともあります。

 皆さんのお話を聴いていて思うことは、抱えている悩みや苦しみは大きいにも関わらず、ご自身で抱えてしまいさらに苦しくなっておられる方が多いということです。これまで相談に行くことは考えたかどうかを伺うと、費用面を心配される方もいますが、「カウンセリングではどういうことをするのかよくわからない」「カウンセリングでは病気だとか、何か人と違っている人が受けるものだ」「カウンセラーから病気と決めつけられる、また一方的にアドバイスをされる」などのイメージがあり、抵抗があって受けてこなかったということも多いです。

 カウンセリングでは、今起きている負担や苦しみにつながっている状況因やその人の物事の捉え方や対人関係のパターンを探りながら対応を考えていきますが、その過程ではネガティブな面だけに焦点をあてるとは限りませんその方が元来持っている強みや健康的な面にも焦点をあてて、幅広く進めていきます。これまでストレスがかかった状況の時にその方なりにどう乗り越えてきたか、その過程もヒントにして進めていくこともあります。

 カウンセリングを体験すると、カウンセリングのやり方や進み方を見通すことができたり、カウンセリングへの疑問、心配や不安もカウンセラーと話し合えて解決できることもあります。

 臨床心理士の相談が無料で受けられるところや、勤めていらっしゃる方であれば、社内で産業保健スタッフの体験のカウンセリングを受けられたり、会社によっては会社負担で外部の相談機関のカウンセリングを受けられる制度もあったりします。そういったものをうまく利用していただき、お試しで受けていただくことは1つだと思います。そういったことでカウンセリングへの過剰な抵抗が少しずつ減っていくことに繋がればと思っています。
posted by MSCOスタッフ at 19:24| カウンセリングとは