2017年06月28日

自分が予期せぬ病気になってしまったとき・・

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 先日、病気の治療をしながら働く人の職場での支援についてお話を聴く機会がありました。この時の病気は癌疾患でしたが、治療中の8割の人が仕事の継続を望んでいるそうです。また、職場に相談しない人の半数以上が「周囲に心配をかけたくないから」という理由だそうです。(東京福祉保健局 がん患者の就労等に関する実態調査(H26))
 そして、癌治療中のメンタル面のサポートはされやすいが、それ以外に診断前の検査段階、治療方針検討期間、治療後の経過観察期のサポートも必要であるが、実際に相談できる場は少ないとのお話もありました。

 それまで健康で過ごしてきたところに、心身の疾患や障害が生じた時、その重大さによって出現の大きさの違いはあるとはいえ、ショックや混乱、病気の否認やそこから逃避、抑うつ、怒り、悲しみなど様々な感情や現象が生じます。
 そして治療中、また疾患によっては治療後も再発の不安や今後の生活への不安が続きます。それでも多くの場合は、普段の生活(仕事、育児、介護、家事など)と両立が求められ、疾患の治療や普段の生活の維持に重点がかかり、ご自身のメンタル面へのケアの優先順位が下がりやすくなります

 適切なメンタル面のサポートを受けることで、ある程度納得できる治療に向えることができたり、生活を送る上で負担のかかり過ぎない手段が見つけられたり、自分のおかれている状態を少しずつ受け入れられることに繋がります。
 一人で抱え込みすぎずに相談機関などをうまく使いメンタルケアを行なうことが重要です。その際にサポートし合える職場の風土作りの重要性も改めて考えさせられました。
タグ:病気
posted by MSCOスタッフ at 14:57| 心理エッセイ