2017年02月13日

ストレスチェックをどう活用するか

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 ストレスチェックの制度が導入され1年を経過しました。カウンセリングの場でも「ストレスチェックを受けました」と結果を見せて下さるクライアントさんや、企業と提携してカウンセリングを請け負っている同僚の心理士が「ストレスチェックでストレスが高いと判定された社員の人とカウンセリングを行っている」という話を耳にすることも増えたように思います。

 会社によって、ストレスチェックのテストの結果をどのように企業として活用するのかは、とても難しい問題なのではないかと思います。それははかりしれないのでここでは、個人としてどう活用するのが望ましいかを考えてみたいと思います。

 実際ストレスチェックのおかげで、現在職場で困っていることが解決できたという話も聞きます。ある人は「企業と提携しているカウンセラーや職場の上司を通じて、人事も交えて配置転換などの建設的な問題解決がなされた」という話をされ、上手く活用できているなと感じます。

 ただ、会社の方向性・体制が時代とともに変化していく中での従業員のストレスや、個人個人の心の負担感はすぐ解決できるような問題ではないので長期的に取り組むことが必要になってくると考えます。企業内のカウンセラーや、ストレスチェックのフォローのために会社と一定期間提携している外部相談機関については、利用者も「何をしてくれるのだろう?」というような期待や不安で利用されるのだと思います。

 ストレスチェックにより相談を促された方は提携している外部相談機関のカウンセラーに、「自分の抱えているストレスは会社の上司に話をして問題解決できることなのか」、それとも「どうにもならないことなのだから個人のものの見方や考え方を変化させていった方がいいのか」などを試しに聞いてみるといいのではないかと思います。

 その他にも、「医療機関につながった方がいいのか」「法律家に相談した方がいいのか」などのすみわけもわかる場合もあるかもしれません。外部だからこそ、客観的に全体を見て何が最重要ポイントかがわかる場合も多々あります。

 このように最初は窓口的に活用するところから、「もう少し長期的に取り組んだ方が自分自身が楽になりそうだ」と感じられることがあるかもしれません。

 その場合、提携外部相談機関のカウンセラーでは回数や期間制限がある場合が多いので、長期的に相談できそうな場所を紹介してもらってもよいと思います。もしくは、費用は自己負担で同じカウンセラーで継続できる外部相談機関を探し、安定して相談できる人と場所を確保することも大事なのではないかと考えます。
posted by MSCOスタッフ at 21:04| セルフメンタルケアのコツ